画像はアマゾンのものですが、これと同じ物を出品致します。
「知行合一」という言葉をどこかで見かけられたことがあるでしょうか。
大塩平八郎、中江藤樹、熊沢蕃山、山田方谷で有名な陽明学の中心にある言葉です。
陽明学の古典『伝習録』の日本語解説付き原典に挑戦した時期があったのですが中々難しく、先輩によれば明の時代の中国語だから論語とは違うし、解釈の問題 もあるから簡単ではないとのことで、時間もないのに専門家みたいなことは止めることにして、今はちびちびつまみ食いをしております。
良知に到るで「到良知」という言葉も有名です。「良知とは人が生まれながらに持っている正しい知力」という意味で『孟子』にでてくるそうです。
陽明学の名になっている創始者の王陽明は、中国の優秀な官僚でした。優秀であるが故に重用され、病弱であるにも関わらず休むことが出来ず戦場で激しく厳し い生活を長期間続けていました。そのため長生きできませんでしたが、戦場で戦いの合間に講釈したとされる言葉の数々が弟子たちにより残されています。
王陽明は戦いのための戦いではなく、戦いを止める戦いに注力した官僚でした。元々戦争を好む人ではなく、ただ人のために生きていたらお上からそんな 役目が回ってきたという感じで、与えられた役職の中で知力・体力・精神力の限りを尽くして実践的な平和のために生き、弟子たちと後世の人々に模範を残して くれたのです。
私利を考えずひたすら人のために働くその姿勢から中国よりも日本で彼の学問を慕い実践する人が増えました。滋賀の中江藤樹先生はその先駆者の一人で、民衆の生活するエリアでひたすら「知行合一」を貫いて陽明の模範に応えられました。
昔から中国では叛乱が絶えなかったようで、明の官僚であった陽明はそれらを平定する立場にありました。彼は有能で非の打ち所のない善人であったため妬まれて悪賢い同僚に戦場で指揮を執る危険な役職に生涯とばされ続けたのです。
何度懇願しても休むことさえ出来ず危険な位置に長くいたのですが、その徳性は前線を超え叛乱者たちにまで及び、陽明に感化された叛乱者は時の政権に逆らうことを止め、陽明に従ったことが度々あったそうです。
人望があり正しい生き方を公私ともにできた陽明は次第に弟子が増え、孔子が元々言いたかったことを言葉と行動で伝える陽明学の創始者となりました。
若い頃に傾倒した道教の実践から離れ、孔子の道を真摯に歩み続け、当時支配的な学問であった朱子学と孔子の矛盾する点を指摘しその限界を世に知らせました。批判するだけでなく、足りない部分を補い、後世の霊的・知的遺産となる言葉を多く残しています。
その一つでメインとなるものが『伝習録』です。
解説・和訳付き原典は高価ですが、出品する物はダイジェスト版で、語釈、原文は省略されていて安価です。読み下し分、和訳と簡潔な背景のみで新書サイズ202頁です。
古本で処分したい物は沢山ありますが、連山の御蔵便りにおける少額決済システム訓練ですから、できるだけ内容に関係あるもので知的なものを選んでみました。
表紙に折れ、よれと傷有り。少し汚れ有り。いかにも古本という古本の中では良い方です。アルコールで拭き取り後送付します。定価1000円で新書としては安くないですが、この出品では中古で送料込み300円ですから陽明学入門には手頃な値段かと思います。
1冊しかないのに購入ボタンを置くと複数の方が手続きされる可能性があるので、この画面からメールでお申し込み下さい(販売終了いたしました)。メールにPaypalのボタンを付けて返信いたします。御蔵で使っておられるgmailで結構です。送り先住所、氏名など送付に必要な情報を書いて送信して下さい。1冊しかないので先着一名様です。
※販売終了ですが、同じ商品は古本も含めて上部のアマゾンからご購入可能です。しかし、内容を考えるとこの記事下部にある
『伝習録―「陽明学」の真髄』 (タチバナ教養文庫) (文庫本)
吉田 公平
をご覧頂いた方がよい入門となります。今回の本はポピュラーな方なので古本でこれからも出回るでしょうけど、こちらは出回るとしても少なめになるでしょう。定価はほぼ同じでもその分古本では高めです。
本の送付は入金確認後にメール便で致します。
お待ちしております。
川原祐造 拝
陽明学をバランスよく理解するために、最後に山田方谷のリンク先と引用を置いておきます。
方谷の信念
「政(まつりごと)でもっとも大事なものは、民・百姓である。」
「政で大切なことは、民を慈しみ、育てることである。それは、大きな力となる。厳しい節約や倹約だけでは、民は萎縮してしまう。」
http://www2e.biglobe.ne.jp/~fujimoto/taka/yamada.htm
公益と交易を大事にした方谷の姿勢こそが本当の節約ではないでしょうか。
Wikipedia「山田方谷」
備中松山藩 山田方谷(1805年~1877年
大佐山田方谷記念館
大政奉還の立役者 山田方谷に学ぶ財政改革510ページ【別冊】関西方谷会
山田方谷(やまだほうこく)政治家、財政家、教育者、優れた漢詩人
山田方谷に関する100の質問
鋭い知性と深い愛で言あげいたしましょう。
将来ともに言祝ぐ(ことほぐ)ことができるように。
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川原祐造 拝

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